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市指定・民俗資料

ねまり地蔵 と 立地蔵

ねまり地蔵   一体

西本町三丁目2−8

ねまり地蔵

 ねまり地蔵は延命(えんめい)地蔵菩薩で扇町(現在の西本町三丁目)の西端、街道の中央に立って人々に親しまれ、信仰を集めていたものである。
石質は立地蔵と同じ安山岩質角礫岩(かくれきがん)で、東の輪海岸の岩礁に見られるものである。
肉厚84センチメートルに作られ、坐像の高さは1.84メートルで丈六仏の意図と思われる。
全体の作りは豪快で、半跏倚像(はんかいぞう)も古様である。  明治11年(1878)9月、明治天皇の北陸御巡幸の折に近くの桜屋(旧柏崎週報社)の庭に移され、同33年に現在地に遷座(せんざ)した。
火除け(ひよけ)地蔵の別名がある。

立 地 蔵   一 体

西本町二丁目10−1

立地蔵の写真

 通称「立地蔵」と呼ばれ、大町(現在の西本町二丁目)の東端街道の中央に立って、人々に親しまれ信仰を集めていたものである。
 天保12年(1841)7月22日埋没部分の発掘によって型式は薬師三尊像、脇侍(わきじ)に日光(にっこう)・月光(がっこう)菩薩(ぼさつ)像の存することが判明した。堅くて細工のしにくい巨岩に、薬師如来(やくしにょらい)像は厚さ44センチメートルの浮き彫りとされ、高さは1.62メートル・半丈六仏の作りである。
 三尊が一石に彫られた薬師は類がなく、作風も古様である。
 明治11年(1878)9月、明治天皇の北陸御巡幸の際に現在地に遷座(せんざ)した。

以上 柏崎市教育委員会 編集・発行 「柏崎市の文化財」1982/2/15 より

日付 2002/10/4 UP   作成:柏崎市立図書館内 NET・陽だまり 
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