柏崎の情報「陽だまり」>>柏崎の文化財一覧表>>十王堂木喰仏 | 木喰仏
所在地:柏崎市関町4-34 十王堂
柏崎西ノ入での第1作には文化元年9月8日・柏崎での最後作には文化2年6月21日と銘がある。この9ヵ月間に72体もの仏像をのこしている。
このうち、十王堂の木喰仏文化元年(1804)11月9日銘の第一作から翌年2月11日銘までで12体がある。
いずれも木喰仏代表作と称されているが、
以上 柏崎市教育委員会 編集・発行 「柏崎市の文化財」1982/2/15より
葬頭河婆 | 十王尊 |
頻頭盧尊者 | 閻魔大王 |
ここ枇杷島・関町の十王堂は市内黒滝の曹洞宗竜雲寺の末庵で、遠く琵琶島城の栄えていた頃の創建と伝えられている。
火災で焼失したこともあり、現在の堂宇は大正13年改築したもので、代々尼僧が堂守りして来たが、近年無住となった。 この堂名の示す通り、元来エンマ大王で、その眷族とともにこの堂の主であって、明治初年までは諏訪神も併せ祀られていたという。
明治7年に諏訪神が鵜川神社に合祀された際、鵜川のほとりにあった尼寺の千手観音が逆にここに合祀されることになり、その時どうしたわけか合祀された千手観音が本尊の形となり、エンマ大王はじめ眷族は脇仏的な位置に変わり今日にいたっている。
大正13年10月に柳宗悦さんがこの堂を訪れている。
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