陽だまりホームページ | 柏崎の情報「陽だまり」 | 文化財一覧 | 椎谷観音堂船絵馬
椎谷及び宮川の船問屋による海上安全の祈願であるが、船の構造に蛇腹垣が示されていることに注目される。
日本海海運の飛躍的活動期となるにつれて積載量を多くするため垣立の内側に蛇腹垣を設ける北前船中期の形式と、競争時代に至って蛇腹を大きく垣立の外側に作るようになった後期の完成した形式とがある。
長栄丸は前者を、宮吉丸は後者を示すもので、共に流通市場を守った海運の活況を語る絵馬である。