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早春の大日山

曾地峠の野草


心を癒してくれる 秘密の花園」 柏崎市と刈羽村にまたがる曾地峠の南に位置する251メートルの大日山。頂上付近の斜面で、早春の精と呼ばれるカタクリ、キクザキイチリンソウなどの野草が、雪解けを待って咲いてくれる。と新聞に紹介され,4月18日訪れてみた。
 国道8号線を長岡方面へ向かって進み、曾地中交差点を右折後、旧国道に入る。少し進み右折、緩やかな勾配の道を進むと集落が切れた辺りに林道の入口がある。車がすれ違いないほどの幅で舗装された道を400メートル進むと「登山道入口」に着く。登山道は地域住民の手で整備され、子供でも歩きやすいようになっている。この登山道を歩くこと20分、雑木林を抜け、急勾配を上がると、薄紫色のカタクリ、白いキクザキイチリンソウなどが咲き乱れている光景に出会う。急斜面には雪割草の可憐な姿も見られ、心を癒してくれる。開花期がマッチすればもっと沢山の可憐な花に出会うことができる。
 山頂には展望台やベンチがあり、地元でも知る人ぞ知る、穴場的な山とか。
  

登山道入口大日山登山道入口 林道を登ってくると進行方法左手にある。注意していないと車では見落としそう。
道祖神道祖神 地震の影響か損壊し傾いていた。昔からの崇拝の山だったのかも知れない。 建屋も崩壊していて痛々しかった。再建が望まれる。
大日山頂上大日山頂上 山頂にしてはかなり広い。自然木で出来たベンチ、展望台がある。ここからの眺望は格別である。
ほこら頂上に安置されている石のほこら、なぜか御神酒?はビールだった。
山桜山桜が可憐に咲いていた、ソメイヨシノのような華やかさはないが存在感を示していた。ウグイスの声も聞こえた。
カタクリカタクリ  ユリ科の植物。傾斜した林の中で群生している。 雪解けと共に、下向きにそりかえって咲く可憐な花。多年草。
ショウジョウバカマショウジョウバカマ ユリ科 常緑の多年草、葉は茎の根元から地面に広がってつく。花の色は淡い紅色から濃い紅色まで変化が多い。まれに白花があるが、貴重品である。
キクザキイチリンソウキクザキイチリンソウ 山野の林の中や土手に生える多年草。雪解けと共に咲き始め、夏には地上部はかれる。色は紫色のものもある。名前は花弁が多く菊に似ていることからとか。
キクザキイチリンソウキクザキイチリンソウの群生
キクザキイチリンソウキクザキイチリンソウ 雑草が生い茂る前の束の間の短い時間を謳歌しているようだ。
カタクリ&キクザキイチリンソウカタクリ&キクザキイチリンソウ 互いに共存共栄して咲き誇っていた。こんな状態は始めて見る光景である。
秘密の花園?斜面一帯に咲く景観は見る人の心を癒してくれる。まさに秘密の花園である。足の踏み場もない程沢山咲き誇っていた。
残雪と花畑残雪と花畑。南側斜面一帯にはカタクリとキクザキイチリンソウが咲き乱れて、北側斜面にはまだ残雪があった。
稜線からの米山と柏崎市外稜線からの米山と柏崎市外。日本海も眺望され、運がよければ佐渡が遠く望める。左手には黒姫・八石山も見られる。
山頂からの曾地峠山頂からの曾地峠 車がトイカーに見える。この稜線を右手曾地峠側に下ると、雪割草、二輪草、ヒトリシズカ等が歓迎してくれる。次回はこのコースで来よう。

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2005/4/28 UP 写真撮影・作成 NET・陽だまり 吉田高志
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