陽だまりホームページ | 柏崎の情報「陽だまり」 | 産業 製油所
昭和15年の柏崎製油所 |
我が国で最初に建設された「製油所」は、嘉永五年(1852年)に妙法寺村(現在の
西山町)の庄屋西村輝一が、実兄である柏崎市半田村の庄屋安部新左ェ門の宅地内に創設
した焼酎蒸留法利用の「原油蒸留所」です。 このことから半田村は、石油発祥の地といわれ、柏崎市の史跡として指定を受けていま す。 |
蒸留釜 | この「焼酎蒸留法」は、現在の揮発油、重
油に相当するものを分溜し、安全利用が可能
になったことから 珍重 されたといわれてい
ます。 しかし、当時の蒸留装置は至って簡単なも ので、地面を掘って竈を作り、その周囲にゴ ロ石を据え、一方に焚き口を設け、それに三 斗入りの平釜を掛け、更にその上に現在でい うコンデンサーを据えたものでした。 |
柏崎工場 |
製油を事業としてとらえたのは、「日本石
油」の創始者内藤久寛で、明治二十一年(1
888年)に資本金15万円で会社を設立し
ました。 石油採掘は、尼瀬の海岸に現在の人口島方 式で、13本の手堀井戸を設置し、事業を開 始しました。事業は堅実な資本と経営で順調 に発展し、製油工場を柏崎の荒町(現在の大 久保一丁目あたり)に設け、我が国近代石油 産業の第一歩を記しました。その後、本社機 能の東京移転があり、現在では日本石油加工 柏崎工場として、発展を続けています。 |
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