陽だまりホームページ | 柏崎の情報「陽だまり」 | ちまき、笹だんご
ふるさとの味
ちまき、笹だんご
を紹介します。
*****************************************
柏崎では、「ちまきと笹だんご」を作る時期を笹の葉が十分に育つ6月中旬を一つの目処にしています。
県内各地では6月5日に作る例が多いのですが、柏崎では「えんま市」が控えているため、それに同調させて6月10日頃に作ることになったといわれています。
柏崎で作るちまきは、餅米を2枚の笹で三角形に包むので「三角ちまき」といわれています。笹だんごは、蓬を入れただんごを笹で包んだものです。
このちまきと笹だんご作りは、例年、家庭の主婦の腕の見せ所として熟練した「すげ」の結び方などを披露するために一苦労しています。
それでは、当地で昔から作られて来たちまきと笹だんごの作り方をご披露いたします。
最初はちまきの作り方です。
- 材料は、餅米1.5Kg(1升)で60〜65個分、
笹の葉120〜130枚、すげ又はいぐさ60〜65本、きな粉、砂糖、塩少々を用意してください。
- 作り方は、最初に笹の葉とすげを沸騰した湯に通します。その後ざるに上げ、水気を切っておきます。すげの太いものは針で二つにさいておきます。
- 次に大きな釜か鍋にたっぷり湯を沸かしてその中にいれ、40〜50分湯煮します。湯が少なくならないように途中で湯を加えながら煮ます。
- 湯煮したら、井戸水のような冷たい水の中に入れておきます。
- 以上ででき上がりですが、食べる時は水から取り出して笹を除き、砂糖、塩で調味したきな粉をつけると美味しく召し上がれます。
- 保存方法は、ちまきを水の中に入れておくと笹の色も良く、固くならず、何時までも柔らかく食べやすく保存できます。
それでは「笹だんご」の作り方をお教えします。
- 材料は、うるち粉0.5〜0.7s、もち粉0.3 〜0.5s、あん1s(手作りの場合は小豆1s、砂糖1〜1.2s)、 砂糖0.6〜0.7s、もち草250〜300gを用意します。(約60個分)
- 原料となる粉の配合割合は、うるち粉、もち粉を半々とするか、または、うるち粉7、もち粉3の割合で行なってください。
- あんの配合は、市販のものを使う場合は、生あん1s、砂糖600〜700gとします。手作りの場合は、小豆1s、砂糖1〜1.2sとし、練り上げたあんの硬さは生地より固めにした方が仕上がりが良くなります。
****
- 作り方は、最初にもち草を粉1sに対して 250〜300gを、水1gに対して重曹3gを加えたゆで水の中に入れます。色良く湯立ったら水にさらしてから水気を絞り、ボールの中に入れ、すりこぎで細かくすりつぶします。
- 生地の作り方は、ボールに粉を入れ、粉1sに対して800g前後の熱湯を加えて、太い棒箸でかき混ぜ、もち草を加えて良くこねます。生地の硬さは、耳たぶ位になるよう湯の量を調節します。よくこねた方が、コシも強くなり、笹離れの良いだんごとなります。
- 包んだだんごは、15〜20分位ゆでてください。ゆで上がったら速やかにロープなどに吊り下げて冷やします。
- 保存方法は、蒸し上げてから半日以内に急速に凍らせておきます。食べたい時に取り出して、7〜8分蒸すとでき立てと変わらない味が楽しめます。
陽だまりホームページ | 柏崎の情報「陽だまり」 | ちまき、笹だんご
作成 柏崎市 NET・陽だまり 連絡はメールでどうぞ