アサガオガイ科に属し、暖海の海表面で粘液泡で作ったいかだの下につり下がって、浮遊生活をしています。
殻高約4cmで、瑠璃色をしたきれいな貝ですが、天敵となっており、カツオノエボシやギンカクラゲなどを襲って捕食します。カツオノエボシは、猛毒の刺胞をもっていて人が刺されると激しい痛みを感じ、ミミズぱれを生じます。このようなクラゲ類を餌とする貝類がいることはたいへんおもしろいことですね。
フアサガオガイ類は、時には群れを成して集団生活をしていることもあると言われています。この仲間で当地方ではアサガオガイも稀に採集されます。
ルリガイは卵生の貝ですのでいかだの下に卵を多数産み付けますが、アサガオガイは胎生ですのでいかだの下に卵をつけることはありません。