砂浜の海岸に堅牢なカタツムリ状で茶褐色の巻貝を見ます。タマガイ科のツメタガイです。殻の腹面は白く、臍孔は大きく開いています。 殻口は大きく殻径の約半分を占める程の大きさで、薄くて半透明で半月状の茶色な蓋を付けています。臍孔の入口に臍盤という突起が平たく付いていて、この中央に細い溝状の筋があり、これを上下に分割しています。 砂底に砂茶碗と呼ばれる卵嚢を生みつけます。砂質の海底を潜行して二枚貝を捕え殻に孔をあけて食べます。
柏崎海岸の海産貝類 NDEX へ戻る 次のページ