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お盆が近づく花市 2006/8/11

200年前からとも250年前からとも言われていますが古くから続いているお盆前の花市。昨年までは西本町で開かれていましたが、今年は交通事情からか、東本町一丁目市民プラザ前の広場と歩道で開かれました。

越後柏崎「花市」の看板(この部分は合成)今年は場所が変わり開催時間も15時30分からと早くなった。
柏崎編年史には、昭和38(1963)年8月11日の項に「柏崎恒例の花市、本町三・本町四の片側だけとなる、午後5時〜10時」とある。
子供のころ母に連れられて毎年仏壇やお墓に飾る花を買いに行ったのを記憶している。郵便局(今の西本町郵便局)から最上屋まで両側に店が出ていて、車は通っていなかったようだった。
売り手が束ねてくれるあれこれ選んで買った花を家まで抱えて運ぶのが私の役目。
家に帰ってから母は花を組み合わせて幾つかの花束を作っていた。いまは花束を作って売っているのもあり面倒がなくなっている。
市民プラザ前広場「語り継ごう柏崎の知恵ぶくろ」の年中行事に「花市 茨目、新道、黒滝の人が花売りに、西本町に出る。」とある。近在の農家が毎年日を定めて市を開くようになったようだ。
野菜も売られている花市は花だけでなくお盆の準備に必要な野菜やござ、ローソク線香、などが売られているが、桐下駄の店もあった。
お盆はお菓子屋さんも忙しく、柏崎銘菓「綾子舞」も数年前から出店しているとブログに書いてあった。
お供え物を飾るござ新潟おでかけ情報館のサイトによるとこの時期に県内では、新発田市で11日、12日に「ふるさと花市」があるそうです。
咲いているから売れる花一緒に仕事をしていた人から、この花市を目指して開花時期をあわせて花を栽培する苦労話を聞いたことがある。天候の変化など難しいが、計算どおり咲かせることができた時の満足感が忘れられないという。そして花市でお客とのやり取りもおもしろいそうだ。
売り手と買い手左側の人が売り手。右側が買い手。売り手の後ろは歩行者の通路で、買い手の後ろは車道。左側にも店があるのだから逆なのでは?
提灯が用意されている柏崎日報によれば、昨年は西本町一丁目を歩行者天国にして、33店舗が出店したという。
今年は約3,500人の人出(市観光交流課調べ)で、32店の出店。
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2006/8/12 UP 写真撮影・作成 NET・陽だまり 小竹 進
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