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八石山の妖精たち 2007/4/6

経験したことのない暖冬で、雪融けや草木の芽吹きが例年より早く、八石山の妖精たちが「何時顔を出してくれるか」、何回も足を運んでくださった仲間のおかげで、カタクリの花たちが勢揃いして待っていてくれた日に登山することが出来ました。
 八石山の登山コースは幾つかあり、それぞれ地元で登山道の整備がされていますが、南条八石・赤尾八石へのコースは「八石の自然を守り親しむ会」が中心になってよく整備されており、高齢者も楽しむことが出来ます。

カヤ刈り場

登り始めて最初のポイント。かや刈り場。
 道筋の足元までカタクリの花が咲いている。
 でもお目当ては向こうの花。
 若しかしたら芽が出てくるところかもしれない。
「ごめんなさい、ごめんなさい」と謝りながら足を踏み入れる。
 大勢やって来るようになると、ロープが張られ「立入禁止」の立て札が立つかもしれない。そうならない様に願いたいもの。
遠くに米山を望む。

カタクリの群生

斜面一面に敷き詰めたようなカタクリの花。
近・中・遠と欲張ってみたが、手前の肝心のアップの花が一寸残念。
気持ちに余裕を持たないとよい写真は撮られない。

夏には「八石の自然を守り親しむ会」の藤田さんたちが草を刈って手入れをしているという。

カメラの液晶デスプレイが固定の場合は、低いアングルが苦手。寝そべって覗き込む場所はないので、小さい三脚にカメラを固定して、液晶デスプレイの画面を手鏡に映して、上から覗いて左右反対の鏡像を見てアングルを決める。

カタクリ

誰が一番キレイ?
「世界に一つだけの花」の歌詞を思い出す。

 人それぞれ 好みはあるけれど
 どれもみんな きれいだね
 ・・・・・・・・・・・・・
 No.1にならなくても いい
 もともと特別な Only one
寄り合うカタクリ

二人仲良く、つつましく・・・
 カタクリの花言葉は”初恋”!

3月〜4月に地上に姿をあらわし、5月にはいると地上部が消えてしまう。
 地下では毎年鱗茎を更新している。1年目は糸のような葉で、2年〜7・8年までは卵形の葉が1枚。地下の鱗茎が大きくなり葉が2枚にならないと花がつかないのだそうだ。

山桜

峰コースの尾根を下を向いて足元を見て登っていて、ふと見上げれば山桜が満開。
天気がよく青空に映える。

エンレイソウ
エンレイソウ

ナガハシスミレ
もう直ぐ頂上

急な登坂。もう直ぐ頂上。道はよく整備されている。
 程よい高さの階段。急なところではロープが張られ、雨でぬかる所には砂利を敷く。
 体力のある人は登山口に用意されてある資材を必要なところへ運ぶ。
 登山口にはスキーのストックの廃物利用で杖が用意されている。登りにも使うが、下りでは大変助かる。「八石の自然を守り親しむ会」に感謝!!

青いキクザキイチリンソウ白いキクザキイチリンソウ

下りは赤尾八石の展望台で魚沼の山を展望して、未だ雪が残っている沢コースを下る。
 少し下った日当たりのよい所に、キクザキイチリンソウの白色と青色が群生していた。更に下ると5月にはニリンソウが咲くと言う。
 沢コースは日陰になり、カタクリは未だ蕾。マンサクの花が咲いていた。

ペンダント

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2007/4/13 UP NET・陽だまり 写真撮影:古内・吉田・内山・小山・江森・小竹 作成:小竹 連絡はここをクリック