童謡「浜千鳥」の生まれた浜

童謡"浜千鳥(はまちどり)"の生まれた浜

浜千鳥の碑

 "浜千鳥"は、鹿島鳴秋作詞・弘田龍太郎作曲の童謡。大正8年(1919年)鹿島鳴秋が、友人の桑山太一を柏崎に訪ねた。2人で裏浜海岸を散歩しているとき、鳴秋が手帳に書き記したのがこの詩といわれている。昭和36年(1961年)7月、ゆかりの柏崎海岸公園(当時)に記念の詩碑が建てられた。詩碑の現在の所在地は柏崎市学校町。

【参考文献:新潟県県民百科事典 柏崎のいしぶみ】

浜千鳥の碑

 

 ……それは大正八年六月頃の話であった。桑山さんと文学友達で雑誌『少女号』の編集局長をしていた鹿島鳴秋氏が柏崎の桑山さんのところへフラリと遊びにやってきた。中村葉月さんも一緒であった。若い三人は浦浜から番神海岸をあてどもなく歩いた。貝がらを拾ったり海藻をとったりして遊んだ。きれいに晴れ渡ってはいるが、どこかメランコリックな日本海の色は、若い鹿島氏の詩情をかきたてた。番神海岸で彼はポケットから小さな手帳を取り出しエンピツでしきりに何か書きつけていた。桑山さんは『何か出来たら見せて下さい』とせがんだ。すると書き終わった鹿島さんが笑いながら『こんな童謡ができたよ』と手帳をみせてくれた。それには『青い月夜の浜辺には…』というあの浜千鳥の詩が書かれていた。……」

―「浜千鳥のふる里(上)川崎吉近」より―

 

書 名

項 目

編著者

分類・記号

柏崎のいしぶみ

浜千鳥の碑

山田良平

224 ヤマ

うたのいしぶみ歌曲集1

 

松尾健司

915 マツ(一般図書)

越佐文学散歩(下)

  

伊藤章 等

900 イカ

図解にいがた歴史散歩(8)

  

新潟日報事業社・川崎久一

200 Nニツ

旅(昭和49年10月号)

 

 

 

「浜千鳥の碑」について

 

柏崎市立図書館

915 Kトシ

柏崎刈羽−第9号

柏崎市海岸公園童謡浜千鳥の碑について

伊藤幹益 

224 Kカリ 9

越佐文学散歩−3

 

伊狩章 他編

900 イカ 3

ここで挙げた資料は、抜粋して「浜千鳥の碑について(915 Kトシ)」として1冊にまとまっています。

 

新聞記事

紙 名

項 目

編著者

掲載日

新潟日報(夕刊)

童謡「浜千鳥」は番神海岸で

 

S35.4.20

越後タイムス

”浜千鳥”の番神浜

 

S35.5.29

浜千鳥のふる里(上)(下)

川崎吉近

S35.8.7,14

「浜千鳥」の詩碑建設へ

 

S35.10.16

谷根川から石碑材を

 

S36.5.21

除幕式に鳴秋未亡人も

 

S36.6.4

鹿島鳴秋さんと私

山手樹一郎

S36.7.2

詩の哀愁と造形美と−浜千鳥の詩碑完成によせて

山田竜雄

S36.7.23

鹿島鳴秋さん

桑山太市

S41.2.20

柏崎日報

郷愁の名歌曲浜千鳥詩碑除幕、浜千鳥の詩碑完成記念行事、「浜千鳥」について

須田七郎

S36.7.21

 


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