貞観園 |
■貞観園(ていかんえん)
刈羽郡高柳町の旧家・村山家の大庭園。延宝1年(1673年)の造園から、村山家が代々に渡って改修を繰り返し景観を整えたが、その改修には、幕府の庭師・九段仁右衛門、藤井友之進らが携わった。「堂と園とを併せ八景十勝の名勝があり、主石賽木の法にのっとって青苔の趣にみるべきものがある。」(「新潟県大百科事典」) 天保14年(1843年)藍澤南城によって貞観園と命名された。村山家に伝わる絵画、彫刻、墨跡、茶器などの文化財が多数保管されている。
【参考文献:新潟県大百科事典 新潟県の博物館と文化財】
藍澤南城の筆になるもの。
南朝宋の謝霊運の詩「述祖得詩二首」の中の「情を遺りて塵物を捨て、丘□の美を貞観す」という句の貞観が由来。
これは、ぜいたくな心を去り、誠実に、このすばらしい庭を見、他の楽しみを思わないという意味で、これ以上ぜいたくな心を起こさないように、という誡めである。
左写真:貞観園園名碑
書 名 | 項 目 | 編著者 | 分類・記号 |
新潟県大百科事典(下) | 貞観園・貞観園の文化財(1)呉太素筆雪梅図 (2)一山一寧墨跡 (3)寂室元光墨跡 (4)蛾眉山下標本・貞観園の薬師如来立像 | 新潟日報社事業者・宮栄二 | 030 Nニツ |
新潟県県民百科事典 | 貞観園 | 野島出版編集部・品田貞平 | 030 ノシ |
新潟県の文化財 | 木造薬師如来立像・絹本墨画雪梅図・絹本墨書一山一寧墨蹟 紙本墨書寂室元光墨蹟・貞観園・岡田半江雪景山水図・菊池容斎作品・貞観園の欅と樅 | 新潟県教育委員会 | 700 Nキヨ |
新潟県文化財図録(1) | 木造薬師如来立像・一山一寧墨跡・寂室元光墨跡・後柏原天皇翰宸御詠革・貞観園 | 新潟県教育委員 | 700 Nキヨ |
新潟県文化財図録(2) | 貞観園の欅と樅 | 新潟県教育委員会 | 700 Nキヨ |
新潟史蹟名勝天然記念物 | 貞観園 | 新潟県社事兵事課 | 290 Nシヤ |
岡野町史 | 貞観園と文化財 | 磯貝文嶺 | 224 イソ |
高柳町史(本文編・資料編) | 貞観園 高柳町指定文化財 | 高柳町史編集委員会 | 224 タカ |
高柳郷の古代史研究 | 名勝貞観園について | 田辺徳松 | 224 タナ |
柏崎文庫(19) | 村山氏庭園 | 関甲子次郎 | 080 セキ |
新潟県の史跡名勝天然記念物 | 貞観園・貞観園のモミとケヤキ | 290 トラ | |
新潟県の博物館と文化財 | 貞観園附設茶道美術館・名勝貞観園とその文化財 | 新潟県教育委員会 | 060 Nキヨ |
出雲崎編年史(上) | 大工山崎文七岡野町貞観堂を建立 | 佐藤吉太郎 | 223 イス |
新潟県ふるさとの散歩道 | 名勝貞観園と山寺巡り… | 新潟県観光キャンペーン実行… | 290 Nカン |
写真集ふるさとの百年 | 貞観園 | 新潟日報事業社出版部 | 200 Nニツ |
上州越後佐渡 | 貞観園 | 日本交通公社出版事業局 | 290 ニツ |
北越雪譜 | 蛾眉山下の橋準 | 鈴木牧之 | 380 スス |
新潟県ふるさと百話 | 蛾眉山下の道標 | 駒形[等]BSN新潟放送 | 382 ヒエ |
にいがた景勝100選 | 貞観園 | 新潟日報事業社出版部 | 290 Nニツ |
高柳町の文化財 | 蛾眉山下橋の標木 | 高柳町教育委員会 | 700 タカ |
郷土資料事典 | 貞観園 | (北九州ゼンリン) | 291.0 キヨ(一般図書) |
藍沢南城と貞観園 | 村山敬三 | 990 ムラ | |
柏崎・刈羽 第8号 | 柏崎・刈羽郷土史研究会 | 224 kカリ 8 | |
国語研究 37・38 | 新潟県高等学校 教育研究会国語科部会 |
375 N コウ | |
貞観園案内記 | 貞観園保存会村山編輯所 | 620 ムラ | |
にいがた歴史紀行 13(54p) | 新潟日報事業社 | 200 新ニツ 13 |