陽だまりホーム | 柏崎の情報「陽だまり」 | ふるさとを歩く | 黒姫山山開き
私たちにとって「米山」、「八石」、「黒姫」は特別な山です。5月27日(日曜日)に「黒姫山山開き」(主催=市高柳町事務所、高柳町観光協会)が行われました。友人と参加してきましたのでその様子をお知らせいたします。
下記は当日のご案内です。黒姫山への登山コースは、柏崎市内に5ヶ所あるそうです。
私は友人と「磯之辺コース」に参加しました。 午前8時30分に高柳町総合センター集合。主催者の方々は背負子、大鍋、薪、ペットボトルに入れた水、豚汁の材料の用意などで忙しそうでした。
登山口までは各自がマイカー、あるいは主催者の方の車に乗せてもらって移動しました。登山口には「新潟県森林浴の森54」の標識があり親しみを覚えました。
私たちは頬が緑に染まりそうな、緑滴る登山道を登り始めました。木漏れ陽がきらきら輝いて美しい光のシャワーを注いでくれました。
登り始めて間もなく「鬼殺し水」と呼ばれる湧き水がありました。
同行の方の説明では以前は水量が多くて登山口の近くのキャンプ場までこの水を引いて便利に使っていたのですが、最近では水量が減ってキャンプ場では炊事に使えなくなったそうです。
どうして「鬼殺し水」などという名前がついたのでしょう?
登山道では木々の枝が谷に向かって横に伸びているのが多く見られました。
途中からはぶな林になりましたが、ブナ林に関しては「白倉コース」の方が規模が大きく、幹周りの太い木が多いそうです。
身体も汗ばんできましたが、美しい小鳥のさえずりを聞きながら、上着を1枚脱いで登りました。
登山道から見えた棚田の風景
前方にうっすらと見える山はどこでしょう?
黒姫山鵜川神社で安全祈願祭が行われ、希望者はお守りを賜りました。
黒姫山と呼ばれる山は3つ、青海町の黒姫山(1、222m)、長野県の黒姫山(2、053m)そして刈羽の黒姫山(891m)あるそうですが、どの山も稜線がなだらかで女性的で、「姫」と呼ばれるにふさわしいそうです。
それから、糸魚川に女性が頭の「黒姫族」と呼ばれる一族が居てその勢力範囲の北限が刈羽の黒姫山、南限が長野の黒姫山とも考えられております。