陽だまりホームページ | 柏崎の情報「陽だまり」 |生活文化| 語り継ごう柏崎の知恵ぶくろ(1)目次 | 6章 健康に関すること
語り継ごう柏崎の知恵ぶくろ (1)
■6章■ ことわざ、いいつたえ
あげ始めると、数え切れないほどあることわざやいいつたえ。ここでは、日常の生活でよく使われるものをまとめました。
▲ ことわざ ▼
(広く世間にいいならわしてきた警句や風刺の文句)
- 人の噂も七十五日
(悪い評判も、時間がたてば話題にはならなくなる。)
- 人は一代名は末代
(人間はその人一代で終わっても、その名前は末の世まで人々の中に残っていく。)
- 井の中の蛙大海を知らず
(井戸の中のかえるは、せまい社会のことしか知らないということから、考え方や視野のせまい人をいう。)
- 桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿
(きれいな花を持って帰りたくても、桜は切ってはいけない。梅は切るとかえっていい芽がでる。)
- 丸い卵も切りようで四角
(何事もやり方によって、丸くおさまったり角が立ったったりする。)
- 三つ子の魂百まで
(子どもの頃からの性格は、一生変わらない。)
- 捨てる神あれば拾う神あり
(運の悪いことがあっても、他にきっといいこともある。)
- 笑う門に福来る
(いつも笑いのある門(家)には、自然といいことがある。)
- 親が死んでも食休み
(どんな場合であろうと、食事の後には必ず休んだ方がいい。)
- 渡る世間に鬼はない
(世の中は情のない人ばかりでなく、必ずいい人もいる。)
- ものも言いようで角が立つ
(言い方によっては、同じことも違う意味にとられてしまう。)
- もろたらかえしゃれ桔梗てのご
(手拭)
- 血は水よりも濃い
(いざという時に頼りになるのは、強いきずなで結ばれいる血縁者。)
- 遠くの親戚より近くの他人
(いざという時に頼りになるのは、近所にすんでいる他人。)
- きれいな花には、とげがある
(とても美しい花にも、とげのあるものもある。見ためだけでは、本当のことはわからない。)
- 柿が色づきゃ医者が青なる
(柿の収穫の時は、百姓は忙しくて医者には行っていられない。または、柿は健康にいいので、柿をよく食べる時期には、医者がひまになる。)
- 短を捨て長をとる
(欠点ばかりをみるのではなく、長点をみたほうがよい。)
- かかあと青田をほめるな
(やがて、ほめるほどのものではなくなる。)
- 口に蜜あり腹に剣あり
(口で言うことと、本当に思っていることは同じとは限らない。)
- 遠くて近きは男女の仲
(男女の仲は、思っているよりもはやく結ばれることがある。)
- 身も世もない
- 知恵は万代(よろず)の宝
(優れた知恵は、その時代だけでなく長い間の宝となる。)
- 女は三界に家無し
(女は子どもの頃は親に、結婚してからは夫に、年をとってからは子どもに従うとされ、どこにも安心して住むところがないといわれた。)
- 朝茶は七里帰っても飲め
(朝のお茶は体にとてもいいので、忘れたら家に戻ってでも飲め。)
- 腹八分目医者いらず
(食べ過ぎは体に良くない。まだ食べ足りないくらいが体に良い。)
- 女の腕まくりと朝雨には驚くな
(朝雨はすぐに晴れるので心配することはない。女がいくら腕をまくってもこわくはない。)
- 飛んで火に入る夏の虫
(明かりを求めて火に飛び込んでしまう夏の虫のことから、自分からすすんでわざわいの中に入ってしまう人のことをいう。)
- 火のない所に煙は立たぬ
(煙は火があるから立つということから、うわさ話になることは何かしら事実があるからだ。)
- 借りる時のえびす顔、返すときのえんま顔
(借金をするときはにこにこしているが、返すときになるとこわい顔になる。)
以上 柏崎市老人クラブ連合会 編集・発行 「語り継ごう柏崎の知恵ぶくろ」1999/3/31より << 前頁へ | 次頁へ >>
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2006/4/18 UP 作成: NET・陽だまり
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