ウミギクガイ科の二枚貝で、潮間帯付近の岩礁にふくらんだ右殻で付着しています。 殻形は付着生活のため多少変異があり、とくに平たい左殻上の鰭状突起の強弱は個体差が著しく、八重咲きの菊のような形をしているところからこの名前が付けられています。 殻色も褐色、紅色、黄色、紫色などの変異があり、内面は白色ですが、縁部は殻色と一致しています。水深10m の岩礁に普通みられ、チリボタンは本種の幼貝です。
柏崎海岸の海産貝類 NDEX へ戻る 次のページ