市内は享和八年、七才のとき、行儀見習いを兼ねて、 菩提寺の妙徳寺で厳しい修行に励みました。 そこで五、六年もの間, 住職の賢深和尚から学問も習いました。 十四、十五才の頃、 生家のかぢ職見習いのため、 一応、家業につくようにと, 家族に呼び戻されました。