新潟県埋蔵文化財調査事業団が、国道８号線バイパス建設に伴って道路建設予定地内6,500平方メートルを調査した。
現在は鵜川の東側にあるが、当時は鵜川が複雑に蛇行していて鵜川の西側にあった。
未調査分を含み居館を囲む一辺100mほどの方形区画溝の一部と見られる。
中から珠洲焼きの甕や土師器質土器（かわらけ）の皿の破片が多数出土。使用済みの井戸を埋めるときに一緒に埋めたものと考えられる。
土師器質土器（かわらけ）や珠洲焼、青磁、白磁、灰釉陶器、土師器、須恵器などが出土している。
廃棄したところか貯蔵庫？
「こんな風に家が建っていたと考えられる。」と説明された。
九州地方などで製作されていた石鍋も出土している。
700年前の日本海での交流が推測される。
井戸の中に梅の種が埋めたあったという。使用済みの井戸を埋めるときに井戸の神様に感謝して、儀式があり梅と葦を入れて「うめてよし」…
縄文中期の土器や石斧も見られるが、出土品から１３世紀、鎌倉時代後半のこの地方の荘園を管理していた人か有力者の居館跡と推定されるという。
柏崎では日蓮が佐渡流罪から赦免され番神へ漂着したころ、柏崎勝長の伝承のころの遺跡ということになる。