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大清水観音のカタクリ 99/04/01 

国道8号線を直江津方面に向かって走り、米山駅わきをを通過して間もなく国道から畑中の道を左折し、緩い山道を車で1キロほど上って行くと、山頂付近の小高い広場に真言宗の名刹大泉寺がある。
 この寺院は平安中期源義家の参詣以来、戦国時代の越後守護上杉房能、国主上杉謙信、景勝らの手厚い庇護を受けて歴代続いてきた由緒ある寺院である。 (寺院の詳細については「NET・陽だまり」の「文化財」−「大清水観音」を参照されたい。)
 大泉寺の仁王堂の脇を通り抜け山頂に上ると、眼下に日本海の青い海原が見渡され、南の方には木の間を通して上越の山々が眺望される。
 カタクリの群落は、この山頂辺りから反対側の下り斜面にかけて、一面に咲き乱れていた。
 カタクリは山野草としては、ごく平凡な草花である。しかし、雪消えの山中に楚々とした愛らしい、薄紫の花びらをつけている風情は、いかにも早春の季節を感じさせる。

春の陽ざしとはいっても、この日は汗ばむくらいの暖かさで、カタクリの花は、すっかり開ききっていた。程よく開いた花を接写(マクロ)で撮るのに苦労する。
画像の名前群生しているものが多い中に、このように一本立ちしているものもある。花弁が反り返っているのは、盛りをやや過ぎたせいである。
画像の名前つい2日前に遅い春の雪が降り、草花はその下に埋もれたのであるが、今日の明るい陽ざしの下に、その雪もすっかり溶け、カタクリは花びらを広げて楽しそうだ。
画像の名前周りの木々は、まだ冬の眠りから覚めやらぬ感があるが、カタクリはいち早く春の訪れを感じ取り、精一杯花を空に伸ばしている。
画像の名前山頂付近には、カタクリの群落に混じって「キクザキイチリン草」も白い清純な花房を開いていた。
画像の名前山道の土手に肩を寄せ合うように咲いているナガハシスミレ。

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1999/4/14UP
写真撮影: NET・陽だまり 前沢宣治、菅沢重蔵
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