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柏崎市の歴史

資料：柏崎市史（市史編纂委員会）

明治２１年(1888)～明治３０年(1897)


西暦 年号 月 日 記　　　　事
1888 明治21年 2月20日 石地に日本石油株式会社設立、4月認可、専務取締役内藤久寛（9月本社を尼瀬町に移転）石油業が盛んとなり大小の企業家が続出した（年表柏崎の百年）
. . 3月18日 柏崎簿記会の開会式、会長村松四郎、持主近藤甚平・中川弥惣治・中川惣治郎（年表柏崎の百年）
. . 3月25日 佐藤ケ池用水路用地払下願、代表海津清四郎・田辺嘉左衛門、枇琶島村より半田・岩上地内用水路払下願に対し用水路は共有地と見なすとて払下願は却下される（新潟新聞）
. . 3月27日 柏崎線改築実測図完成、県事業（新潟新聞）
. . 4月25日 市制及び町村制を公布（1889．4．1より施行）（日本史年表）
. . 5月10日 日本石油会社創立（日本史年表）
. . 5月□□日 柏崎に連隊区司令部が設置され、女紅場あとに新築した（年表柏崎の百年）41年村松町に引揚げ（村松町史下巻）
. . . 陸軍軍医総監松本順来柏、布施静雅堂に滞在（5月中旬）、海水浴の効用を唱導せり（柏崎文庫）
. . . 代言人・代書人等集まりて、中立強哉会を設く（柏崎文庫）
. . 6月13日 内相、町村合併規準を地方長官に訓令（翌年にかけて町村合併すすむ）（日本史年表）
. . 7月10日 後藤象二郎来柏（柏崎文庫）
. . 7月□□日 刈羽郡所得税者姓名録成る、所得金高10,000円以上山口権三郎・牧口義方、所得金高1,000円以上西巻時太郎・二宮伝右衛門・松村文次郎・今井茂作・洲崎伝吾・飯塚弥一郎・村山吉次（柏崎文庫）
. . 12月3日 改進党の人、新潟に同好会を設立し、12月刈羽郡に支部を置く、会員栗原本・山田実・関栄太郎・関常次郎・西巻壮太郎・中村喜平治・中村藤八・笠井庵堂（柏崎文庫）
. . 12月4日 香川県から愛媛県独立（現在の府県名そろう）（日本史年表）
. . □□月□□日 半田・岩上・佐藤池新田を合併して鏡里村、剣野・枇杷島を合して枇杷島村となる（年表柏崎の百年）
. . . 柏崎物産会社設立、後に中村藤八自営（年表柏崎の百年）
. . . 柏崎大工組合設立（年表柏崎の百年）
1889 明治22年 1月□□日 鉄道布設に付き上越線に対し、信越線賛成の有志、牧口庄三郎・平田純一郎・小熊武右衛門・田辺文吉・宮川丑蔵・笠井佐平・飯塚重助の7人委員となり奔走す（柏崎文庫）
. . 2月11日 大日本帝国憲法・衆議院議員選挙法・貴族院令などを公布、皇室典範を定める（日本史年表）
. . 2月21日 柏崎町有志憲法発布祝宴会を淨興寺に開く（柏崎文庫）
. . 3月23日 土地台帳規則を公布（地券廃止）（日本史年表）
. . 4月28日 大同団結派分裂、河野広中ら大同倶楽部を、大井憲太郎ら大同協和会を結成する（日本史年表）
. . 4月□□日 新潟直江津汽船、渡津丸定期航海を開く、柏崎世話人相沢敏太郎（柏崎文庫）
. . . 阿部楼にて始めて西洋料理人を置く、未だ肉食多く行はれず、置いてあはず、居あはず間もなく去る（柏崎文庫）
. . 5月1日 貨幣早達便を内国通運会社の分店相沢敏太郎方にて取り扱う（柏崎文庫）
. . 6月17日 有栖川大将宮殿下来越（天京1泊）（柏崎文庫）
. . 7月17日 自由・改進両党の争いのため柏崎町長は山田祥三郎が代理をしていたが、7月17日宮川柾樹が初代町長として就任
. . 11月3日 柏崎製硝株式会社創立（柏崎文庫）
. . 11月6日 頚城・刈羽郡内改進派有志、1,000有余名、条約改正断行建白書を出す（柏崎文庫）
. . 12月19日 板垣退助、大阪に旧自由党員大懇親会を開き、愛国公党結成を発表（日本史年表）
. . 12月24日 内閣管制を公布（日本史年表）
. . □□月□□日 歌代吉松が大久保鋳物の共同作業所、北越金工技会を組織した（年表柏崎の百年）
. . □□月□□日 新田畑阿部和兵衛が、団子山果樹園を造成、43年県の指定模範果樹園となった（年表柏崎の百年）
. . □□月□□日 柏崎町納屋町に艀船会社出来る（柏崎文庫）
. . □□月□□日 刈羽郡鏡ヶ沖地獄田に石油井を穿つ出でず（柏崎文庫）
. . □□月□□日 広小路地田多作一つとせぶしを出版す(柏崎文庫）
1890 明治23年 1月18日 富山市に米騒動起る（日本史年表）
. . 1月21日 大井憲太郎・中江兆民ら自由党を再興する（日本史年表）
. . 5月1日 世界最初のメーデー（日本史年表）
. . 5月15日 中島信行・竹内綱らの斡旋で愛国公党・自由党・大同倶楽部の3派合同し、庚寅倶楽部を結成（日本史年表）
. . 5月17日 府県制及び郡制を公布（1891･4･1より施行）（日本史年表）
. . 6月10日 第1回貴族院多額納税議員選挙（日本史年表）
. . 6月26日 柏崎騒動、本年春以来米価高値につき、人心不穏、殊に6月國会議員始めての選挙にて政客これを利用して貧民一揆を柏崎に起さしめ、改進党に属する豪家又は事務所に乱入す、警察署長抜剣して漸く鎮定せしむ（柏崎文庫）
. . 7月１日 第1回総選挙（大同倶楽部55、改進党46、愛国公党35）（日本史年表）
. ． ． はじめての衆議院議員選挙、自由党松村文次郎当選（柏崎文庫）
. . 7月25日 集会及政社法を公布（集会条例をひきつぎ、政党の連合・支部設置を禁止）（日本史年表）
. . 9月15日 立憲自由党結成（自由党・愛国公党・大同倶楽部・九州同志会合同）（日本史年表）
. . 10月30日 教育勅語を発布する（日本史年表）
. . □□月□□日 自由党が越佐同盟会を組織、松村文次郎は評議員となった（年表柏崎の百年）
. . . 柏崎料理組合設立（年表柏崎の百年）
1891 明治24年 3月19日 立憲自由党、自由党と改称（25日板垣退助、総理に就任)
. . 3月24日 度量衡法公布（日本史年表）
. . □□月□□日 丸山樹山夫人テイが四谷に裁縫練習所を開き、同33年古見野実科女学校と改称した（年表柏崎の百年）
1892 明治25年 2月15日 第2回総選挙（自由94、中央交渉部83、改進37）（日本史年表）
. . 4月9日 柏崎艀船株式会社創設、本社を納屋町に置いた（稿本柏崎史誌）
. . 5月1日 柏崎郵便局と電信分局合併（年表柏崎の百年）
. . 6月21日 鉄道敷設法を公布（日本史年表）
. . 6月22日 佐々友房ら、国民協会を結成（日本史年表）
. . 7月12日 改進党員、波多野伝三郎・角田眞平・高木正年等香積寺にて演説（柏崎文庫）
. . 7月27日 香積寺にて演説会、自由党員斎藤珪次・岩崎萬次郎・中野寅次郎・板垣退助ら、聴衆3,000人（柏崎文庫）
． ． 9月□□日 松方正義来柏､岩戸屋に泊まる（柏崎文庫）
. . 11月6日 大井憲太郎ら、東洋自由党を結成（日本史年表）
1893 明治26年 3月□□日 長岡に宝田石油株式会社創立（日本史年表）
. . 4月14日 集会及政社法（改正）（日本史年表）
. . 8月5日 旧陣屋跡にて和倉の湯開業（柏崎文庫）
. . 10月8日 改進党、尾崎行雄、田中正造・大津淳一郎等演説（柏崎文庫）
. . □□月□□日 藍沢惟□弁護事務所を南片町に設く（柏崎文庫）
. . . 刈羽郡菓子同業組合設立（年表柏崎の百年）
. . . 柏崎、小千谷線道路開さく、畔屋隧道開通（年表柏崎の百年）
. . . 高橋忠平渡支、38年シンガポールに移り越後屋開店（年表柏崎の百年）
1894 明治27年 1月□□日 納屋町から柏崎町本町通り今町への新道が開通した（柏崎文庫）
. . 3月1日 第3回総選挙（自由120、改進60、国民協会35）（日本史年表）
. . 3月9日 両陛下銀婚式、柏崎にては淨興寺にて祝宴会あり（柏崎文庫）
. . 8月1日 清国に宣戦布告（日清戦争）（日本史年表）
. . . 柏崎町出身の戦病死者は、高桑直次・水落俊輔・吉田啓作・桑山榮太郎・三井田文治・入沢文吉の6名であった、柏崎町では明治29年5月日清戦役出征兵士凱旋祝賀会を柏崎神社で挙行、町一般は仕事休みとして休業、仁和賀で賑った（稿本柏崎史誌）
. . 8月□□日 加納村・安田村水騒動（柏崎文庫）
. . 8月□□日 私立衛生会起る（柏崎文庫）
. . 9月1日 第4回総選挙（自由115、改進47、革新40、国民協会35）（日本史年表）
. . 9月□□日 尾崎行雄来る（柏崎文庫）
. . □□月□□日 比角村にて大矢六次郎、マッチ製造所を建つ、関常次郎、大矢のマッチ製造所をひきうけ権現小路に業務を執る（柏崎文庫）
. . . 日本石油の尼瀬油田全盛、つづいて宮川油田開発さる（年表柏崎の百年）
. . . 柏崎浴場組合設立（年表柏崎の百年）
1895 明治28年 4月1日 帝国大学に史料編纂掛を置く（日本史年表）
. . 9月□□日 柏崎製□株式会社を起す、間もなくつぶれる（岡島佐右エ門・春日又太郎・田辺儀平・清水伊介発起人）（柏崎文庫）
. . 11月15日 雑誌『越山』発刊、主筆武藤喜一・勝田加一が編集（年表柏崎の百年）
. . □□月□□日 郡農会設立、傘下に町村農会設立（年表柏崎の百年）
. . . 柏崎税務署設置（年表柏崎の百年）
1896 明治29年 3月1日 進歩党結成（立憲改進党・中国進歩党など合同)(日本史年表)
. . 4月4日 柏崎織物会社を南片町に設立す、小竹忠三郎、手代たり（柏崎文庫）
. . 9月15日 閻魔堂土蔵造り入仏式（篠田宗吉棟梁）（柏崎文庫）
. . 11月5日 柏崎商会認可せらる（柏崎文庫）
. . □□月□□日 神道御嶽教信者で花火師の佐藤定松が柏崎教習所を建てた、現在の御嶽大教会である、この頃より祇園煙火が本格的となった（柏崎文庫）
. . . 神林倉蔵、大久保山にて焼瓦を焼く（柏崎文庫）
1897 明治30年 1月26日 郡制施行につき郡会議員選挙、柏崎にては2人、海津民八、勝田嘉輔当選（柏崎文庫）
. . 2月5日 刈羽郡大地主郡議員定る、飯塚弥一郎・牧口義方・山田順一・木村重延・佐藤貞雄・安沢泰正の6人（柏崎文庫）
. . 3月29日 貨幣法公布(10･1より金本位制を実施）（日本史年表）
. . 4月3日 日野屋火事で、1,500戸が焼け町は焼野原となった､4月9日、天皇・皇后両陛下からご下賜金、4月11日に東園侍従が勅使として焼跡を巡視した（年表柏崎の百年）
. . 7月5日 労働組合期成会結成（日本史年表）
. . 8月1日 明治28年から工事中の北越鉄道株式会社の鉄道が、直江津－柏崎間開通､11月は北条まで、明治31年12月29日長岡まで開通した､8月1日、柏崎駅開業、この鉄道開通によって柏崎港から積出されていた石油が鉄道輸送となり、柏崎港とこれにつながる東西港町の発展が駅通りに移り、扇町の旅館も駅通りに移った（年表柏崎の百年）
. . 8月4日 4日より大雷雨、両6日終る、大雨洪水､7日に至りて大騒ぎ､13日、大出水、広小路まがりかどより船出づ、光円寺下迄来る（柏崎文庫）
. . 9月□□日 長野・新潟・富山などに米騒動（日本史年表）
. . 10月31日 西巻時太郎町長となる
. . 11月2日 柏崎米穀取引所開業式、初代理事長山田順一（年表柏崎の百年）
. . 11月13日 柏崎茶毘小路取拡げる（柏崎文庫）
. . . 小千谷街道、中田線開通式（尾崎修蔵功あり）（柏崎文庫）
. . . 刈羽郡尚武会組織さる（年表柏崎の百年）

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