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語り継ごう柏崎の知恵ぶくろ (2)
柏崎に伝わる「昔話・伝説」が今や忘れ去られようとしています。おじいさんおばあさん、両親から子へ孫へ、 そのまた次の代へと語り継いでいきたいお話です。 祖先の温かい思いが伝わってくるように思います。
大昔黒姫山の岩屋に機織りがとても上手なお姫様がおった。村の娘さん達はお姫様のように上手に機織りが出来るようになりたくて、信心をしていた。
或る日そのお姫様が胡麻がらにのってすべってころんだ時に、麦の穂で目をついて目が見えなくなくなってしまった。
それ以後西ノ入の部落では麦を作ると災難があるので麦を作ることが出来なくなった。
駒形の姓を名のる家では胡麻も作れない。
戦時中の食糧不足の時村の有志が集って、黒姫山頂にある神社に麦を作る事を祈願したが、晴れていた空が急に荒天になり、西の入部落の山道からは帰れず磯の辺部落に下りてやっと帰って来たので、今では西の入部落では麦を作る人はいない。
以上 柏崎市老人クラブ連合会 編集・発行 「語り継ごう柏崎の知恵ぶくろ」2003/7/31より <<前頁へ | 次頁へ>>
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2006/4/18 UP 作成: NET・陽だまり