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語り継ごう柏崎の知恵ぶくろ (2)
柏崎に伝わる「昔話・伝説」が今や忘れ去られようとしています。おじいさんおばあさん、両親から子へ孫へ、 そのまた次の代へと語り継いでいきたいお話です。 祖先の温かい思いが伝わってくるように思います。
昔、茨目の地に、白山神社、十二神社、諏訪神社が建立されていた。
今から九十余年前、明治政府の官令により三社が白山神社に合祀され、祭り事が行われている。
国道沿いの諏訪神社は、いつの頃か老松を御神体とするようになり、老松神社とも呼ばれていたそうだ。
大きな一本松、直径約一米、南側へ垂れ下がった堂々とした風格のある老松、かつては、旅行く人、町に出かける人、田仕事をして休む人、子供達が遊んだ場所、誰もがこの松の下に腰を下ろして心の安らぎを感じたものだ。
また、米山を背景に見る老松の雄姿は、今でも脳裏に鮮やかに残っている。
今から二十余年前、昭和五十一年の秋、長い年月風雪に耐えてきた「かたがり松」は、語りつくせぬ思い出を残し、時の流れとともに静かに姿を消していった。
あの周辺は、すっかり開発され、車の行き交う騒音の中で、昔のおもかげをしのぶことはできない。
以上 柏崎市老人クラブ連合会 編集・発行 「語り継ごう柏崎の知恵ぶくろ」2003/7/31より <<前頁へ | 次頁へ>>
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2006/4/18 UP 作成: NET・陽だまり