関矢大之ぬしの・・

 茶褐色の染紙に書かれた貞心尼の歌である。
 関矢氏は貞心尼が幼い頃から世話になった人で、その母君が願いの通り、正念往生したので、貞心尼が2首の歌を詠んだもので極楽寺上人の歌も添えられている。

    
「この世だに、ねがいしことの、たがわねば
              花のうてなも、まさしかるらん」


関矢大之ぬしの・・


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