この歌は、「貞心尼のもとより」届いた和歌2首と「かくありける返しに」として返し歌2首が書かれ、最後に「ひろかた」と署名が記されている。 遠くから来て尼僧(にそう)になって、うら里に住みはじめた貞心尼の様子と、山田ひろかた氏のはげましの歌のようである。 かくありける返しに 誓いある み舟棹さす あまとなりて うき世の綱で 先ぞとくらん よそながら 見るも静けし 憂(うゐ)の世を のがれてここに 墨染めの袖 ひろかた
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