和歌

    「たどりこし 和歌の浦はの 道かへて
            うきめ刈るてふ あまとなりにき」


    「よそながら あわれともみゆ はるばると
              このうら里に すみそめのそで」


 半紙のつつみ紙には「山田ひろかた翁のみもとへ、下じゆく 貞心尼」とある。下じゅく 貞心尼とあることから、貞心尼23歳の時尼僧となった下宿(しもじゅく)の閻王閣(えんのうかく)時代のものとされる。
 尼僧となった様子と、はるばるとよそから来て住みついた様子をうかがい知ることができる。

よそながら・・ 山田ひろかた・・


●新潟県立図書館・文書館の越後佐渡デジタルライブラリーでは、この資料のデジタル画像(和歌 ひろかた翁のみもとへ…)を見ることができます。 

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